TEAM　N　Kids

平成２４年６月２４日（日）
宇治川（ブラックバス）　父・長男・次男
不動川（ガサガサ）　父・母・長男・次男・長女

６月に台風がやってきた。

台風が去った後も、雨が降り続いた。梅雨らしいシトシトとした雨ではなく、豪雨だった。

今週末は宇治川で楽しもうと思っていたのだが、こういう時の宇治川は、天ヶ瀬ダムの大放流で濁流と化す。長男曰く「行ってみなわからへん」との事なので、一応、宇治川の様子を伺いに出かける事となった。

・・・・・・。

案の定、宇治川は濁流と化していた。一昨年に設置された右岸の遊歩道の間際まで濁流は押し寄せていた。

次男が大好きなブルーギルポイントである黄檗のワンドは完全に水没していた。

試しに平和堂裏の流れ込みへ向かう。濁流を避けて小魚などが避難しているかも知れない。平和堂裏の流れ込みのポイントには、餌釣りのおっちゃんが二人陣取っていた。ポイント選択は間違っていないのかな？

次男は、邪魔にならないように隅っこで竿を出す。が、次男が扱える長さの釣竿では、攻めるポイントが限られる。そして釣り場が狭いため、長男が竿を出せるポイントがない・・・・。先行者の邪魔にならないよう、アシ際へワームを投入するが、ブラックバスからのコンタクトは無かった。

まもなくしておっちゃんの一人が大きなニゴイを取り込んだ。やはりポイントとしては間違っていない様子。が、次男の浮きはピクリとも動かない。そうこうしている内に二人のおっちゃんが立ち去ったので、長男は心おきなくルアーをキャストする。が、長男も沈黙を守り続けた。

釣れない釣り程退屈なものはない。特に子供たちにとっては、顕著な様子。次男は砂遊びを始め、長男はルアーのテストを繰り返す。数刻、空腹に耐えかね、撤収を宣言。濁流の宇治川で、釣りをしながら子供たちの安全に目配せをする自信はない。

余談ながら、濁流の宇治川においてはアユの引っ掛け釣りが楽しめる。平和堂裏の流れ込みもポイントの一つ。撤収間際にブラックバス狙いの釣り人が、大きなアユを掛け、昂奮していた。初期（五月末頃）にはコアユ仕掛けで入れ食いになることもある。雨上がりには、必ずといっていい程、長い竿で底を探る釣り人を見る。厳密にいえばアユ釣りには遊魚料が必要。子供たちには正しい事を教えたいので、遊魚料を払わずにアユ釣りをする事はない。でもブラックバス釣りのルアーにスレで掛かったアユに遊魚料は必要なのだろうか？

今週は、このまま終わる予定だった。父にはたまった家事等をすませる時間も必要だ。が、子供たちに静かな週末などない。

結局次男のレベルに合わせて、久しぶりに木津川市にある不動川へ出かける事にした。長男が小さな頃には頻繁に訪れた場所。昆虫採集OK、ガサガサOKのマルチポイントだ。

久しぶりに訪れた不動川の様子は、以前と変わらなかった。少し安心する。ただ、サワガニが姿を隠せる程度の大きさの岩が随分少なくなった印象。

やはり次男や長女くらいの年齢の子供には、ガサガサがピッタリとハマるのかな。次男は全身ボトボトになりながら、採集に勤しんだ。サワガニや小魚が大漁だった。宇治ではすっかり絶滅危惧種に指定されているようなトノサマガエルなどもそこらへんで飛び跳ねている。長女も水際でうまれたばかりの赤ちゃんコガニを捕まえ、満足顔。

そして最後は、長男のストレスを解消すべく、不動川上流の野池へ。コチラのポイントでの実績はなかった。が、ブラックバスは絶対に棲息していると睨んでいた。野池には数名の釣り人の姿があった。ヘラブナを狙っているのかな？パラソルを広げる釣り人。バスを狙っているのかな？ルアーを投入する釣り人。釣れればなんでもいいのかな？雑魚釣りに興じる子供たち。

子供たちに釣果を訪ねると、ブラックバスが釣れたとの事！ビンゴ！！早速ルアーを投入するが、沈黙が続く。時刻は午後３時。タイミングが悪かったかな？流入河川でモエビを捕まえ投入。すると早速にブラックバスからのコンタクト。「やつらはいる」と確信を持てたが、後が続かない・・・・。

結局、本日の釣果はこれ一匹で終わった。が、ボートを漕ぎ出し対岸を攻めていた釣り人は次々と小バスを釣り上げていた。帰り間際に除いた車の中には、フローターが鎮座していた。おかっぱりには立ち位置が限定されるポイントだが、タイミングよくエントリーできれば、面白い釣りができるかもしれない・・・。