TEAM　N　Kids

平成２４年６月１６日（土）
若狭湾転戦（浅茂川漁港・蒲入漁港・白杉漁港） 父・長男


小学校６年生の長男と、幼稚園年中さんの次男では、遊びの内容が大きく異なる。釣りの出かける時などは、どうしても次男に目がいってしまい、長男には我慢を強いてきた。

「時にはガス抜きも必要か」と、今回は長男とタンデムでの釣行を企画したのだが、残念ながら天気は荒れ模様。

金曜日に帰宅した際、一週延期を提案したが、長男のスイッチは既に「オン」であり、聞く耳を持たなかった。取り敢えず水辺に立たないことには納得いかない様子。秋を目指して新規ポイントの調査もしたかったので、雨の中を渋々ながら出発した。

[浅茂川漁港]
午前１時頃到着。天気が良ければ、イソメなどをブッ込んで、夜通しのんびりと過ごすつもりだった。が、残念ながら雨。風も強い。仕方がないので、車内で仮眠。

午前４時頃、辺りはうっすらと明るくなってきた。雨は小雨になっていた。長男の執念が勝ったか？が、南風は相変わらず強い。長男と共に、広い漁港の風裏を探す。西側の波止で釣り人発見。風の影響を受けるが、なんとかなるのかな？近づいて挨拶すると、アジを狙っている地元の人。釣果はさっぱりとの事。

浅茂川漁港は、何はなくともアジのお土産は確保できると見込んでいたので、見当が外れる。どうも東側の河川流入域が風裏となるようなので、車ごと移動し、エントリー。父は梅雨メバル狙い。長男はシーバス狙いでタックルを組む。

足元の悪い中、エッチラオッチラと波止の先端へ向かって、釣り進む。が、お魚さんからのコンタクトは皆無。時折回り込んできた風にラインは翻弄され、軽いルアーでは何をしているのかわからない。長男もPEラインが煽られ、どうも勝手が違う様子。長男がライントラブルに見舞われた頃合で、ここでの調査を断念。

[蒲入漁港]
関西の釣りなどで中原さんや伊沢さんがよく訪れる漁港。一体どんなもんなんだと、エントリー。エギング&ロックフィッシュのポイントだと記憶している。他にも青物の回遊があったりして・・・。と妄想は膨らむ。

現地では、雨は降ったり止んだり。が、風の影響をモロに受ける。波止先端で突風にあえば、９０kg超の父が吹っ飛ばされる勢い。外面のテトラ帯で穴釣りをしている釣り人が数組あり、釣果はボチボチあるよう。が、メタボ親父と小学生では、とてもじゃないがテトラにもぼっての釣りは無理。

「撤退も勇気なのだ」と長男をさとし、漁港内の小魚と遊ぶ。漁港内では、ハゼ（？）、ベラ、フグが退屈しない程度に遊んでくれた。が、ここの本命は、やはり外面のテトラ帯からの釣り。天気の良い日に再度エントリーしてみよう。

[白杉漁港]
フラレ続けて、宮津を転々。宮津湾は風もなく、海面の穏やか。自然の地形ってのは偉大だと思う。そうこうしている内に、由良川に差し掛かったので、由良川河口の様子を伺いに立ち寄った。がエントリーポイントがわからず断念。釣り人があまりにも少なく、様子が全然わからない。

そのまま車を走らせ、白杉漁港へ。流石の人気スポットだけあって、雨の中にもかかわらず釣り人の姿がちらほら。風は・・・・微風。地形を読むってのは大切やね。

外面に陣取る釣り人は、チヌやサヨリを狙っている様子。漁港内側では、小魚が乱舞！やっと見つけたパラダイスか！？

先ずは漁港内の梅雨メバルに狙いを定め丹念に探る、探る、探る・・・・。が、梅雨メバルからの回答は無かった。長男は、小魚についているであろう、シーバスを狙ってルアーをキャストするが、音沙汰なし。各地を転戦してきた疲れから集中力がイマイチ。なので車の中でしばし休憩。

薄暮れの中で再度エントリーしなおす。小魚の正体は、アジ・鯖・イワシの御三家。彼らをお土産にしようかとも思ったが、釣り続ける気力もなく断念。結局、２０cm弱の梅雨メバル１匹の貧果に終わった。

帰り間際には、母から怒りのコールを受け、すごすごと帰路についた。