2011年03月23日
琵琶湖一周サイクリング②
3月19日(土)
琵琶湖一周サイクリング 父・長男
この日まで父は、長男は小食だと思っていた。仕事に追われる父が息子と食事を共にする機会は毎夕食と、土日ぐらい。「成長に伴って長男もよく食べるようになったなぁ」と感じてはいた。
この日の長男は大人顔負けの食欲を発揮した。少なくとも元ラガーマンの父を凌駕する勢いで昼食を食べつくした。
子供の成長に目を細めつつ、今後の食費に不安を覚えた。
琵琶湖一周サイクリング 父・長男
この日まで父は、長男は小食だと思っていた。仕事に追われる父が息子と食事を共にする機会は毎夕食と、土日ぐらい。「成長に伴って長男もよく食べるようになったなぁ」と感じてはいた。
この日の長男は大人顔負けの食欲を発揮した。少なくとも元ラガーマンの父を凌駕する勢いで昼食を食べつくした。
子供の成長に目を細めつつ、今後の食費に不安を覚えた。
さてさて、遅い昼食を終え15:00頃には再スタート。長男は昼食を食べすぎたのか、再スタート直後は不調を訴えたが、すぐに回復。小一時間の休憩の甲斐なく、父の疲労は回復しなかった。
ここで父が威厳を発揮すべく会得した技を半ケツ走法と名づけた。お尻の痛みを緩和するため窮地の策として、左右交互の半ケツ状態で自転車を漕ぎ続ける・・・ただそれだけの事だが、この走法のお陰で、休む事なく走り続ける事が可能となった。
一方この走法では距離を稼ぐ事が難しかった。数回ペダルを漕いでは惰性で進むを繰返すため、息も絶え々々、長浜ドームを通過し、以後北上していき事となった。遥かかなたの山並みは、厳冬の名残か雪を頂いており、絶景なのだが、如何せんこの状況で景色を楽しむ余裕は一切なかった。
米原市辺りから琵琶湖の透明度も段違い。釣り好きの長男は、要所々々でブラックバス釣りのポイントを探しつつ北上。我が家では釣った魚は可能な限り食するようにしている。なので魚を食べる事ができない場所での魚釣りは避けてきた。地元の宇治川でもブラックバス釣りをするが、これが唯一の例外。父的には、大いなる葛藤の上、宇治川で釣りをしている。
ご存知のとおり琵琶湖では外来魚のリリースが禁止されている。加えて南部では汚染が心配。なので琵琶湖でのブラックバス釣りは敬遠していた。
湖北の魚なら食べる事ができるのかな・・・?などと考えながら北を目指した。でも宇治から琵琶湖まで出向くなら、もう少しで日本海だしなぁ~。食するなら海の魚でしょう!
地図によると、サイクリングロードは長浜市内で一旦迂回する様だったが、父に正確なルートを検索する余裕はなかった。危険を顧みず、湖岸道路沿いを直進。途中多くのサイクリストに追い抜かれながら、決して追い抜く事はなく、息も絶え々々、北上を続ける。
16:30頃に「道の駅湖北水鳥ステーション」に到着。長男の計算では、1㌔5分という信じられないペースでの走行となっていた。
サポート隊は、今夜の宿泊地「ファイブオーシャン奥琵琶キャンプ場」へ向っていた。父は必死の半ケツ走行を続けるが、これがかえって長男のペースにまっていたのか・・・?長男は元気一杯。「道の駅湖北水鳥ステーション」で、長男はソフトクリームを食する。が、今日の行程を考える父に、そんな余裕はなかった。
今日中になんとか賤ヶ岳の峠を通過しないと、翌日の行程に影響が・・・。かといって子供連れでの夜間走行は、避けたい・・・。という訳で、疲れた体に鞭を打ち、先を急ぐ。走行ペースと今後の難易度を考え、一日目のゴールを「道の駅塩津海道あぢかまの里」に変更。母に伝える。
「道の駅湖北水鳥ステーション」から北は一旦琵琶湖とお別れ。田舎道を北へと進む。晴天、ポカポカ陽気、気力がみなぎる状況ならば、ポタリングが満喫できたであろう・・・。と思いながらも、当然ながらそんな余裕は一切なかった。
ココからはお日様と競争しながら、余呉川沿いを北上していく。やがて国道8号線に突き当たる。インターネットの情報によると、ココからが一番の難所となる様子。夕闇に追われながらも、立ち止まり、地図を確認しながら、先を急ぐ。
地図と看板を頼りに慎重にルートを辿っていた筈だが、心配していたように道に迷う。要所々々に看板を発見するのだが、どうも幾つかの自転車道が混在している様子。太陽は山陰に隠れ、まもなく夜がやってくる。苦汁の選択として、賤ヶ岳トンネルの強行突破を決意。一応歩道らしきモノが認められる。なんとかなるだろう。
賤ヶ岳トンネルでは、暗闇の中、大型車両に怯えながら、自転車を押しての通行となった。とてもじゃないが、走行なんてできやしない。大型車両が脇を抜ける時などは、爆音と表現しても良いくらいの音と風圧に怯えての通行となった。怖がりの長男がよく頑張ったものだ。
トンネルを抜けると、「道の駅塩津海道あぢかまの里」まで3キロの標識を発見。文学の世界じゃないけれど、トンネルを抜けると一種の感動がまっているのか?
との喜びもつかの間、この標識は国道を走る車用の標識。サイクリングロードは湖畔を迂回しながら進む事となった。
夕闇はもうすぐそこまで迫っていた。なんとか湖の澄んだ水を確認できる程度。夕マズメを狙った釣り人が腰の辺りまで水につかりロッドを振っている。
岬を回り、途中で廃屋と化した教会跡の十字架に怯えながら進む。心配していた塩津の旧街地は無事に通過する事ができ、「道の駅塩津海道あぢかまの里」近くのコンビニでサポートカーを発見。なんとか一日を走りきった。時刻は17:50。
本日の走行距離は約80㌔。本当は西浅井の町を抜け、宿泊地である「ファイブオーシャン奥琵琶キャンプ場」へたどり着きたかったが・・・。琵琶湖のホボ最北端に到着した事で本日は良しとしよう。
ここで父が威厳を発揮すべく会得した技を半ケツ走法と名づけた。お尻の痛みを緩和するため窮地の策として、左右交互の半ケツ状態で自転車を漕ぎ続ける・・・ただそれだけの事だが、この走法のお陰で、休む事なく走り続ける事が可能となった。
一方この走法では距離を稼ぐ事が難しかった。数回ペダルを漕いでは惰性で進むを繰返すため、息も絶え々々、長浜ドームを通過し、以後北上していき事となった。遥かかなたの山並みは、厳冬の名残か雪を頂いており、絶景なのだが、如何せんこの状況で景色を楽しむ余裕は一切なかった。
米原市辺りから琵琶湖の透明度も段違い。釣り好きの長男は、要所々々でブラックバス釣りのポイントを探しつつ北上。我が家では釣った魚は可能な限り食するようにしている。なので魚を食べる事ができない場所での魚釣りは避けてきた。地元の宇治川でもブラックバス釣りをするが、これが唯一の例外。父的には、大いなる葛藤の上、宇治川で釣りをしている。
ご存知のとおり琵琶湖では外来魚のリリースが禁止されている。加えて南部では汚染が心配。なので琵琶湖でのブラックバス釣りは敬遠していた。
湖北の魚なら食べる事ができるのかな・・・?などと考えながら北を目指した。でも宇治から琵琶湖まで出向くなら、もう少しで日本海だしなぁ~。食するなら海の魚でしょう!
地図によると、サイクリングロードは長浜市内で一旦迂回する様だったが、父に正確なルートを検索する余裕はなかった。危険を顧みず、湖岸道路沿いを直進。途中多くのサイクリストに追い抜かれながら、決して追い抜く事はなく、息も絶え々々、北上を続ける。
16:30頃に「道の駅湖北水鳥ステーション」に到着。長男の計算では、1㌔5分という信じられないペースでの走行となっていた。
サポート隊は、今夜の宿泊地「ファイブオーシャン奥琵琶キャンプ場」へ向っていた。父は必死の半ケツ走行を続けるが、これがかえって長男のペースにまっていたのか・・・?長男は元気一杯。「道の駅湖北水鳥ステーション」で、長男はソフトクリームを食する。が、今日の行程を考える父に、そんな余裕はなかった。
今日中になんとか賤ヶ岳の峠を通過しないと、翌日の行程に影響が・・・。かといって子供連れでの夜間走行は、避けたい・・・。という訳で、疲れた体に鞭を打ち、先を急ぐ。走行ペースと今後の難易度を考え、一日目のゴールを「道の駅塩津海道あぢかまの里」に変更。母に伝える。
「道の駅湖北水鳥ステーション」から北は一旦琵琶湖とお別れ。田舎道を北へと進む。晴天、ポカポカ陽気、気力がみなぎる状況ならば、ポタリングが満喫できたであろう・・・。と思いながらも、当然ながらそんな余裕は一切なかった。
ココからはお日様と競争しながら、余呉川沿いを北上していく。やがて国道8号線に突き当たる。インターネットの情報によると、ココからが一番の難所となる様子。夕闇に追われながらも、立ち止まり、地図を確認しながら、先を急ぐ。
地図と看板を頼りに慎重にルートを辿っていた筈だが、心配していたように道に迷う。要所々々に看板を発見するのだが、どうも幾つかの自転車道が混在している様子。太陽は山陰に隠れ、まもなく夜がやってくる。苦汁の選択として、賤ヶ岳トンネルの強行突破を決意。一応歩道らしきモノが認められる。なんとかなるだろう。
賤ヶ岳トンネルでは、暗闇の中、大型車両に怯えながら、自転車を押しての通行となった。とてもじゃないが、走行なんてできやしない。大型車両が脇を抜ける時などは、爆音と表現しても良いくらいの音と風圧に怯えての通行となった。怖がりの長男がよく頑張ったものだ。
トンネルを抜けると、「道の駅塩津海道あぢかまの里」まで3キロの標識を発見。文学の世界じゃないけれど、トンネルを抜けると一種の感動がまっているのか?
との喜びもつかの間、この標識は国道を走る車用の標識。サイクリングロードは湖畔を迂回しながら進む事となった。
夕闇はもうすぐそこまで迫っていた。なんとか湖の澄んだ水を確認できる程度。夕マズメを狙った釣り人が腰の辺りまで水につかりロッドを振っている。
岬を回り、途中で廃屋と化した教会跡の十字架に怯えながら進む。心配していた塩津の旧街地は無事に通過する事ができ、「道の駅塩津海道あぢかまの里」近くのコンビニでサポートカーを発見。なんとか一日を走りきった。時刻は17:50。
本日の走行距離は約80㌔。本当は西浅井の町を抜け、宿泊地である「ファイブオーシャン奥琵琶キャンプ場」へたどり着きたかったが・・・。琵琶湖のホボ最北端に到着した事で本日は良しとしよう。
Posted by bossy_kakyu at 17:05│Comments(0)
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